「検索に載らないホームページ?」。私たちが“当たり前の誠実さ”にこだわる理由
南多摩エリアの建設業者様との出会い
2024年の初頭、東京都が実施している専門家派遣の制度を通じて、南多摩エリアにある建設業の会社様を訪問しました。デジタルマーケティングの専門家として、社長のお悩みをじっくりとお伺いするためです。
社長が浮かない表情で口にされたのは、「2年前にホームページを作ったけれど、まったく効果が実感できない」という切実なお悩みでした。
「格安HP」に潜んでいた、まさかの罠
お話を詳しく伺うと、小規模な制作会社に依頼し、いわゆる「格安」でホームページを作ってもらったとのこと。月々の管理費は3,300円。制作時には「SEO(検索上位に表示させる対策)をしっかりやるなら、さらに月々3,300円かかります」と言われたそうです。
「とりあえずホームページがあればいいか」と考えた社長は、SEO対策の追加費用は支払わずに運用をスタートされていました。
ホームページ自体は世界中で使われている「WordPress(ワードプレス)」で作られており、社長にはブログの投稿権限だけが与えられている状態でした(これ自体は設定を維持するためによくある対応です)。
衝撃の調査結果:意図的に「隠された」サイト
しかし、社長がどれだけ自社の名前を検索しても、一向にホームページが表示されません。 「URLを直接入力すれば表示されるのに、なぜ検索には出てこないのだろう?」
不思議に思った私が、その場で特殊なコマンド(site:検索)を使って調査したところ、ある事実が判明しました。通常、ワードプレスで普通にサイトを公開していれば、検索エンジンに登録されないということはまずあり得ません。しかしそのサイトは、検索エンジンの巡回を拒否する(インデックスさせない)設定に意図的にされていたのです。
中小企業支援の専門家としての強い憤り
後日、事業者様から制作会社へ「全体の管理権限を渡してほしい」と連絡していただくと、制作会社からは「管理権限は渡せない。検索にかからないなんてことはない」という冷たい回答が返ってきました。しかし、そのやり取りの直後、裏でこっそり設定が変更されたようで、ホームページは無事に検索に引っかかるようになったのです。
この支援のメインテーマは「いかに顧客を獲得するか」という営業手法の話だったため、制作会社への責任追及や契約内容に深く立ち入ることはしませんでした。しかし、事業者様の「ITのことがよくわからない」という弱みにつけ込むような一部の業者の姿勢に、私は中小企業支援を生業とするものとして非常に強い憤りと、なんとも言えない心苦しさを覚えました。これこそが、中小企業が直面しているIT活用のリアルな現状なのだと、肌で強く感じた瞬間でした。
大事にしたい「当たり前の誠実さ」
この苦い経験は、私たちが新しいデジタルマーケティング支援パッケージ「ちゃんと見つかるHP」を立ち上げる大きなきっかけとなりました。
私たちが何よりも大切にしたいと考えたのは、「当たり前に検索に引っかかること」、そして「当たり前に事業者様に対して真摯であること」です。料金の不透明さをなくし、誰もが安心して依頼できる誠実なサービスを作らなければならないと強く心に誓いました。
小さな会社におけるHPの「本当の役割」
また、この建設業の会社様との対話を通じて、小さな会社におけるホームページの「本当の役割」についても深い気づきがありました。
BtoBのビジネスを営む小さな会社にとって、ホームページは必ずしも毎日大量のブログ記事を投稿する(コンテンツマーケティングを行う)ための場所ではありません。大切なのは、何らかのきっかけで自社に興味を持ってくれた見込み客がアクセスしたときに、「この会社にはどんな実績があり、どんな技術を持っているのか」が、シンプルに、かつ分かりやすく伝わることです。
社長に「ホームページ単体で集客するのではなく、リアルの営業活動からホームページへ誘導し、そこで信頼を確固たるものにする。そのために営業ツールや手法をトータルで整えましょう」とお伝えしたところ、非常に深く納得していただけました。
信頼を証明する「顔」をつくるために
ホームページは、あなたの会社の信頼を証明する「顔」です。 「わからない」をそのままにせず、価格も仕組みもオープンに。私たちは、リアルの営業活動を力強く支え、文字通り“ちゃんと見つかる”誠実なホームページづくりを、これからも泥臭くサポートしていきます。