ホームページ制作/SEO

「綺麗だけど響かない」素材写真の罠。中小企業が本当に選ばれるためのホームページづくり

アクセス解析は届くけれど、集客に繋がらない理由

北多摩西部エリアで、内装工事を主とされている建設業者様との出会いも、東京都の専門家派遣制度がきっかけでした。こちらの会社様は、協力会社様と連携しながら、個人のお客様から住宅に関するご相談を直接獲得していく「個人客の集客」を事業の要とされていました。

お話を伺うと、5年ほど前に地域で多くの実績を持つ制作会社に依頼し、補助金を使って100万円以上の費用をかけてWordPress(ワードプレス)でホームページを作られたとのことでした。

その制作会社は、毎月きちんとアクセス解析の結果を送ってくれる、決して悪質な業者ではありません。保守費用も良心的でした。しかし、集客に頭を悩ませている社長に対し、一歩踏み込んだ提案があるわけではありませんでした。「データを送るだけ」で、どうすれば閲覧者が増えるのか、どうすれば問い合わせに繋がるのかという、具体的な改善の議論は一切なかったのです。

さらに深刻だったのは、そのホームページの中身でした。掲載されている写真はどれも、他社の施工事例や、実在しないコンサルタントとお客様が笑顔で話し合っているような、いわゆる「素材写真(ストックフォト)」ばかりだったのです。

綺麗なだけの写真が、逆に「信頼」を毀損する

社長は現状を変えようと解約を相談されましたが、やはりホームページの所有権は制作会社側にあり、契約期間の定めもないため、実質的に解約できない厳しい縛りになっていました。5年前に作られたきり、検索エンジンに情報を正しく伝えるための構造化データの設定なども古いままです。

現在は、事業者様側から制作会社へ掛け合ってもらい、ブログの投稿権限を開放させ、SNSとの連携を始めるなど、少しずつ改善を図れるようサポートしています。しかし、私の中で一つのもどかしさが残りました。外部の専門家として部分的なアドバイスをするだけでは、「事業とターゲットの絞り込み」という根本的な部分にまで深く踏み込むことが難しく、限界を感じたのです。

この経験を通じて、私たちはホームページ制作における大切な思想を再確認しました。

特に対個人(BtoC)のビジネスや、信頼が重視されるBtoBのビジネスにおいて、綺麗すぎる素材写真は、時に「これは本当にこの会社の実績なのだろうか」というユーザーの“疑い”を生んでしまいます。自社で手掛けていない住宅の写真や、存在しないスタッフの顔が並んでいては、かえって会社のリアルな信頼を損ねてしまうのです。「真実の写真」こそが、その会社がそこに実在し、誠実な仕事をしているという何よりの証明になります。

中小企業診断士として、コンサルの本質をホームページに

中小企業が大企業や競合に勝つためには、「どのターゲットに対して、自社のどんな強みを訴求するか」を絞り込む必要があります。ここがブレてしまえば、どれだけお金をかけてホームページを作っても、誰の心にも響かないものになってしまいます。ターゲットの絞り込みと強みの整理こそが、中小企業診断士としての基本であり、コンサルティングの本質です。

だからこそ、新しく立ち上げたパッケージサービス「ちゃんと見つかるHP」では、低価格でありながら「写真撮影込み」にこだわっています。文字通り、会社の「ありのままの真実」を届けるためです。

そして、ただ言われた通りのサイトを作るのではなく、私たちがこれまでコンサルティングの現場で積み上げてきた経験と結果検証をもとに、制作前の段階から「ターゲットの絞り込み」を社長と一緒に徹底的に行います。

綺麗に整えられただけの「飾りのホームページ」ではなく、あなたの会社の本当の強みが“ちゃんと見つかる”場所を、私たちはこれからも経営者様と二人三脚で創り出していきます。